【退職代行統計調査2023】まとめて比較!全退職代行利用者ランキングBEST5
これまで「退職代行サービス統計調査2023年版」によって様々なランキングを紹介してきました。
これらのランキングは全て実際に退職代行サービスを利用した方々の統計データに基づいています。そのため、退職代行サービスを利用する方々がどんな背景を持ち、どのような理由で退職代行サービスを利用しているのか、より具体的に理解することができます。
本記事では、これまでに紹介した退職代行サービス利用者の「職業別・地域別・年齢別・退職理由別・雇用形態別・勤続年数別」ランキングのTOP5をまとめてご紹介します。テーマの違うランキングを比較することで、自身の労働環境や職場に似た状況が見られるかもしれません。
これまでのランキングを比較・検証した方にも、今回初めてランキングをご覧いただく方にもおすすめの内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
退職代行サービス利用者ランキング2023のBEST5
※退職代行サービス利用者統計調査期間:2022.01~2022.12
※調査対象:実際に退職代行サービスを利用した方
職業別:退職代行サービス利用者ランキング
<男性:職業別・退職代行サービス利用者ランキング>
1位:建設・土木・現場作業 13.59%
2位:営業・企画 13.34%
3位:製造(工業製品) 9.51%
4位:配送・ドライバー 8.32%
5位:接客・販売(カフェ・飲食) 6.84%
<女性:職業別・退職代行サービス利用者ランキング>
1位:事務 11.79%
2位:接客・販売(カフェ・飲食) 8.67%
3位:介護士 6.90%
4位:保育士 5.75%
5位:接客・販売(コンビニ・スーバー等の小売店) 5.64%
男性の職業別ランキングでは「建設・土木・現場作業」、「営業・企画」、「工業製品製造」が過去のランキングに引き続き上位を占める結果となりました。厳しい労働環境や人間関係のトラブルから逃れるために退職代行サービス事業者を頼る人が増えていると考えられます。
一方、女性の退職代行サービス利用者では「事務」が最も多く、「接客・販売(カフェ・飲食)」や「介護」といった職業の利用者が増加傾向にあることがわかりました。
これらの職業では比較的、社内でのコミュニケーションが多いことから、意見の不一致やパワハラなどの働きにくい職場環境が原因で退職を考える人が多いようです。
職業によっては退職を申し入れても人手不足を理由に聞き入れられず、引き止められてしまうことが数多くあるため、退職代行サービスを利用して退職することがおすすめと言えるでしょう。
(ランキング詳細は2023年版職業別退職代行利用者ランキングをご覧ください。)
都道府県別:退職代行サービス利用者ランキング
<男性:地域別・退職代行サービス利用者ランキング>
1位: 東京都 11.74%
2位: 神奈川県 9.43%
3位: 愛知県 8.81%
4位: 大阪府 8.40%
5位: 埼玉県 7.17%
<女性:地域別・退職代行サービス利用者ランキング>
1位: 東京都 15.20%
2位: 大阪府 9.07%
3位: 神奈川県 8.44%
4位: 埼玉県 7.76%
5位: 愛知県 6.35%
男女ともに退職代行サービス利用者の最多都道府県は東京都でした。しかし前年と比較をすると、男性利用者は前年の15.3%から11.7%に、女性利用者は17.1%から15.2%に減少しているようです。これは都心以外の地域でも退職代行サービスが広く認知され、退職代行サービス利用者からの口コミや友人・知人からのおすすめで退職代行サービスが利用されるようになったことが起因していると考えられます。
また、大都市圏の都道府県がランキング上位を占める傾向は、都市部の方が商業活動の規模が大きいことや、そもそも労働人口が多いことが退職代行サービスの利用者数に影響を与えていることを示しています。
(ランキング詳細は2023年版都道府県別退職代行利用者ランキングをご覧ください。)
退職理由別:退職代行サービス利用者ランキング
<男性:退職理由別・退職代行サービス利用者ランキング>
1位:精神的にきつい 22.03%
2位:体調不良(精神的)20.51%
3位:パワハラ 8.69%
4位:人間関係がつらい 6.67%
5位:他にやりたいことを見つけた 6.14%
<女性:退職理由別・退職代行サービス利用者ランキング>
1位:体調不良(精神的)25.73%
2位:精神的にきつい 21.55%
3位:人間関係がつらい 9.07%
4位:パワハラ 7.38%
5位:体調不良(肉体的)4.95%
男性と女性の退職理由の1つに「精神的にきつい」という退職理由があります。男性利用者の22.03%がこの理由で退職代行サービスを利用し、その次には「体調不良(精神的)」が20.51%で続いています。
一方、女性の退職理由では1位が「体調不良(精神的)」で25.73%、2位が「精神的にきつい」で21.55%となっています。これらのデータから見て、会社や仕事から受ける精神的なストレスが退職代行サービスの利用に大きく影響していることがわかりました。
また、退職したいと伝えることも精神的にきつい方も多いと思いますが、ストレスなく退職したいのなら退職代行サービスの利用はおすすめの退職方法と言えるでしょう。
(ランキング詳細は2023年版退職理由ランキングをご覧ください。)
年齢別:退職代行サービス利用者ランキング
〈男性:年代別退職代行サービス利用者ランキング〉
1位:20代前半(20歳~24歳)37.44%
2位:20代後半(25歳~29歳)27.59%
3位:30代前半(30歳~34歳)14.58%
4位:10代後半(15歳~19歳)7.74%
5位:30代後半(35歳~39歳)6.05%
〈女性:年代別・退職代行サービス利用者ランキング〉
1位:20代前半(20歳~24歳)38.92%
2位:20代後半(25歳~29歳)21.38%
3位:30代前半(30歳~34歳)10.02%
4位:10代後半(15歳~19歳)8.10%
5位:30代後半(35歳~39歳)6.38%
男性の退職代行サービス利用者では、前年と比較すると20代前半の利用者数が少し減り、20代後半、30代前半、10代後半の利用者数が増えています。一方、女性では20代後半の利用者数が減り、10代後半から50代前半までの幅広い年齢層で増加が見られました。
全体を比較して見ても、20代が最も多く退職代行サービスを利用している年齢層である一方、他の年齢層の利用者も増えており、退職代行サービスが一般的な退職手段として認識されつつあることがわかります。
退職代行サービスが幅広い年齢層に認知され始めた背景には、SNSや口コミ、ランキングサイト、YouTube、TikTokなどで退職代行サービスをおすすめする情報が増えていき、退職代行サービス事業者や弁護士を比較検討できるようになったことも要因の一つとして考えられます。また、仕事を辞めたいと言い出せない雰囲気がある、辞めると伝えても引き止められて退職の話が進まないなど、退職代行サービスを利用せざるをえない状況が増えていることも背景としてあるのかもしれません。
(ランキング詳細は2023年版年齢別退職代行利用者ランキングをご覧ください。)
雇用形態別:退職代行サービス利用者ランキング
〈男性:雇用形態別・退職代行サービス利用者ランキング〉
1位:正社員 71.46%
2位:アルバイト・パート(社会保険なし)10.58%
3位:契約社員 6.10%
4位:派遣社員 5.11%
5位:アルバイト・パート(社会保険あり)3.09%
〈女性:雇用形態別・退職代行サービス利用者ランキング〉
1位:正社員 50.34%
2位:アルバイト・パート(社会保険なし) 27.93%
3位:アルバイト・パート(社会保険あり) 8.41%
4位:契約社員 6.41%
5位:派遣社員 5.21%
今年度も男女共に雇用形態ランキング1位は「正社員」がトップを維持する結果となりました。正社員は他の雇用形態と比較してみても、給与条件や福利厚生が充実しているなど、待遇の良さが魅力です。しかし正社員であるために強く引き留められ、辞めたくても辞められない状況になり、退職を進めることができず、退職代行サービスに依頼する人が増えているのが現状です。退職時の圧力や社内の雰囲気に悩み退職代行サービスを探す場合は、口コミやランキングなど様々な情報から比較し自分に合った退職代行サービス事業者や弁護士を見つけることをおすすめします。
今回のランキングではランキング外ではあるものの、業務委託契約者の退職代行サービス利用者が増えていました。この雇用形態は特に軽貨物運送やシステム開発、美容業界で見られ、退職代行サービスへの相談が増えています。
しかし、全ての退職代行サービスが業務委託契約の依頼を受け付けているわけではないため、退職代行サービスを比較し、最適な退職代行サービス事業者を選ぶことが重要です。無料相談などを活用し、自分の雇用形態に適した退職代行サービスがあるか確認してみてください。
※わたしNEXT<女性の退職代行>や男の退職代行では、正社員は勿論、契約社員、アルバイト、派遣社員、業務委託、公務員など全ての形態に対応しています。
(ランキング詳細は2023年版雇用形態ランキングをご覧ください。)
勤続年数別:退職代行サービス利用者ランキング
〈男性:勤続年数別・退職代行サービス利用者ランキング〉
1位:3ヶ月未満 18.99%
2位:6か月未満 12.61%
3位:3年未満 7.83%
4位:1ヶ月未満 6.67%
5位:9か月未満 6.59%
〈女性:勤続年数別・退職代行サービス利用者ランキング〉
1位:3ヶ月未満 21.61%
2位:6か月未満 15.86%
3位:1ヶ月未満 10.39%
4位:9か月未満 6.73%
5位:3日以内 5.98%
勤続年数別ランキングを見ると「3ヶ月未満」の勤続年数が最も多く、それに続く「6ヶ月未満」「1ヶ月未満」など短期間で退職代行サービスを利用して会社を辞める方が多いことがわかりました。
これは勤務期間が短く、自分から辞めるとは言いづらいという理由があるようです。
また人間関係や職場環境が自分に合わない場合、早々に見切りをつけて仕事を辞め、次の職場を探すといった自分のキャリアを重視する傾向も影響しています。
人間関係や職場環境が自分に合わないと思っていても自分で辞めたいと言えないという理由だけで我慢をして仕事を続ける方もいます。そういった方には退職の申し入れから退職手続きの確認などを任せることができる退職代行サービスがおすすめの辞め方かもしれません。
(ランキング詳細は2023年版勤続年数ランキングをご覧ください。)
【退職代行統計調査2023】まとめて比較!全退職代行利用者ランキングのまとめ
退職代行統計調査2023年版としてこれまで紹介してきた6つのランキングについてBEST5をまとめて紹介してきました。
各ランキングの比較から退職代行サービスは、大都市圏で仕事をする20代から30代の年齢層を中心に利用されていることがわかりました。しかし、10代や40代以上の年齢層、首都圏以外の地方でも退職代行サービス利用者は増加傾向にあり、退職代行サービスが多くの方たちに認知されてきており、利用者層が拡大していることがわかるかと思います。
また、職業別ランキングでは様々な職業の方が退職代行サービスを利用していましたが、退職理由ランキングでは「精神的にきつい」「体調不良(精神的)」に退職理由が偏るなど、テーマごとに比較することで退職代行サービスが利用された背景が浮き彫りになりました。これからも職場環境や働き方に対する考え方の変化によって、ランキングの内容は大きく異なってくるでしょう。
今回の退職代行サービスランキングとご自身の労働環境を比較することで、本記事が退職代行サービスを利用するきっかけになった方もいるのではないでしょうか。
退職代行のトリセツでは、今後も退職代行サービスの統計調査に基づいた利用者動向やランキング、各退職代行サービス事業者の比較、おすすめ情報を定期的に発信してまいりますので、引き続き注目いただければ幸いです。
「退職代行サービス」の利用について
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