バイト先が辞めさせてくれない!対処法と円満退職理由一覧
「バイトを辞めたいと伝えても、辞めさせてくれない」「会社や上司の圧力が強く、辞めると言い出せない」というのは、決して珍しい問題ではありません。人材不足やバイト先の会社の事情など、さまざまな理由からバイト先が辞めさせてくれないことがあります。
本記事では、会社が引き止めてきてバイトを辞めさせてくれないときでも、できるだけ円滑に、かつトラブルなく退職するためにはどんな方法があるのか、その対処法や円満退職できる退職理由、バイトを辞めさせてくれない時にしてしまう「バックレ(飛ぶ)」の注意点やリスクなども解説していきますので、「バイト先が辞めさせてくれないため悩んでいる」「現在退職を考えているが引き止めなどにあったら不安」という方はぜひチェックしてみてください。
目次
バイト先が辞めさせてくれない時の対処法とは?
バイト先へ退職意思を伝えるのはそれだけでとても勇気のいることですが、たとえバイト先に伝えれたとしても引き止められなかなか辞めさせてくれない、ということがあるかもしれません。
ここでは、退職意思を伝えているのに辞めさせてくれない、という場合であってもバイト先を辞めるための対処法として代表的なものを紹介していきます。これらは、バイト先が辞めさせてくれない時はもちろん、バイト先の上司が怖くてなかなか退職の意思を伝えられない、という場合にも有効です。
辞めさせてくれない時の対処法①
本部または本社に連絡する
本部が別に存在している会社やチェーン店でバイトをしている場合には、本社へ連絡するというのも一つの手です。
働いている支店や店長などの店舗責任者がなかなかバイトを辞めさせてくれないというときであっても、本部が退職を認めた場合、支店や店舗はその決定に従うしかありません。
また、本部に退職に関する相談窓口があったり、人事部で対応を行っている場合もありますので、その場合には一度相談してみるとよいでしょう。
辞めさせてくれない時の対処法②
退職届を提出する
何度もバイトを辞めたいと伝えているのに全然辞めさせてくれないという場合には、退職届を提出するという方法もあります。
退職届とは、退職の意思を一方的に伝えるための通書であり、受け取ってもらうことすらできればその効力を発揮します。一般的には上司に手渡しすることが基本ではありますが、手渡しで受け取ってもらうことが難しい場合には、郵送することでも同様の効力があります。
郵送で退職届を送る場合には、封筒に切手を貼って送る普通郵便だと会社やお店が「受け取ってない」と偽って主張するリスクがあるため、配達証明ができる書留や内容証明で送るといいでしょう。
辞めさせてくれない時の対処法③
公的機関に相談する
厚生労働省の総合労働相談コーナーや労働基準監督署などの公的機関に相談する方法もあります。何度もバイトを辞めたいと伝えているのに辞めさせてくれない、上司からパワハラを受けていて退職を伝えられる状況にないなど、労働に関する相談を専門家に聞いてもらうことができます。
ただし、労働基準監督署などの公的機関は法律に違反しているとき以外は相談を受けることしかできないことも多いため、辞めさせてくれないことをすぐ解決したいのであれば別の方法を検討する方がいいかもしれません。
辞めさせてくれない時の対処法④
退職代行サービスに依頼する
バイト先に対して直接退職の意思を伝えることが難しい場合には、退職代行サービスを利用することも効果的です。
退職代行サービスとは、退職に関する連絡や手続きを退職代行サービス事業者が代行してくれるもので、退職の申し入れから退職完了まで退職希望者からバイト先へ直接連絡する必要がなくなるサービスです。
また、それぞれの退職代行サービス事業者によりますが、退職成功率100%の退職代行サービスや24時間対応でいつでも無料相談ができる退職代行サービス、当日や即日退職に対応している退職代行サービスもあります。
退職代行サービスでは、第三者である退職代行サービス事業者が会社やお店との間に入り退職を進めてくれるため、上司や店長が感情的にならずに退職トラブルなく辞めることが可能です。そのため、辞めさせてくれないときには特にメリットの大きい辞め方のひとつと言えます。
※退職代行サービスの選び方については、下記の記事で紹介していますので、合わせて参考にしてみてください。
バイト先を納得させる!円満退職できる退職理由一覧
バイトに限らず、会社を退職する際には退職理由が必要不可欠です。ここでは、できるだけ退職トラブルを避けて、円満に退職するにはどのような退職理由が有効なのかをみていきましょう。
なかなか辞めさせてくれない会社であっても認めざるを得ない効果的な退職理由は、下記の6つです。
1つ目は「体調不良」です。持病の悪化や精神的なストレスなどさまざまですが、どんなものであってもバイト先の会社が体調の悪い人を無理やり出勤させることはできません。
2つ目は「家庭の事情」です。一例としては、親の介護が必要になった、家庭の経済的な理由でより給与面の待遇が良いバイト先を探さなければいけなくなった、などです。このような家庭の事情が理由である場合も、バイト先はなかなか拒否することは難しいでしょう。
3つ目は「会社側からのハラスメント」です。これは会社側に非があるため、会社側が認めざるを得ない証拠があれば退職理由としてとても効果的です。ただし、証拠がない場合にはトラブルの原因になる可能性もあるので気を付けましょう。
4つ目は「学業に専念する」です。学校に通いながらバイトをしているという人もいるかと思いますが、「学生の本分は学業」ですので、資格取得や進学のための勉強などを理由にした場合、バイト先は拒否しにくいでしょう。
5つ目は「就職」です。2つ目の家庭の事情と似ている部分もありますが、経済的な理由で正社員として働く必要があるためや、正社員としてやりたい仕事が見つかった、などが効果的といえます。
6つ目は「夢を追いかける」です。将来の夢に向けたキャリアアップやなりたい職業への挑戦を、会社やお店側が否定することはないでしょう。
もし自分で退職理由を考えるのが不安という場合には、退職代行サービス事業者や弁護士など、退職代行サービスのプロに相談することも一つの手です。
ただ、どの退職理由においても嘘は厳禁です。また、伝えたあとの自身の言動には注意が必要です。インスタグラムやX(旧:Twitter)をはじめとした、SNSへの投稿内容には十分気を付けましょう。
バックレや飛ぶことはNG?バイト先を辞めるときの注意点とは
無断欠勤を続けてそのままフェードアウトすることを一般的に「バックレ」または「飛ぶ」と呼びますが、バックレ(飛ぶ)はバイト先の会社に大変な迷惑をかけてしまう行為です。
バイト先で悩みを抱えている、不満が溜まっていてバックレようか迷っている、という場合でもバックレによる退職は絶対に行わないようにしましょう。
バックレによる退職を行った場合、バイト先へ退職の意思が伝わらないままになってしまうため、電話連絡や直接家を訪問しての安否確認はもちろん、会社によっては実家への連絡を行う可能性もあります。
また、可能性は低いですが、最悪の場合は民法第709条の不法行為に当てはまるとして損害賠償を請求される恐れもあります。
このように、バックレはバイト先にも退職希望者にもデメリットが多いため絶対に避けましょう。
なぜ引き止めてくるのか?バイト先が辞めさせてくれない理由とは
ここまでは、バイト先が辞めさせてくれない時の対処法や効果的な退職理由、バックレのリスクについて解説してきました。
バイトを辞めたいと伝えているにも関わらずなぜ辞めさせてくれないのか、ここではその理由として挙げられるものを紹介していきたいと思います。
会社やお店側が引き止めてくる理由を理解し、退職理由を考える際のヒントにしていきましょう。
①人手不足だから
バイト先が辞めさせてくれない理由としてよく挙げられるのが、人手不足です。
特に、長期的にバイト勤務をしていた場合やシフトに多く入っていた場合は、バイトスタッフが1人抜けるだけでバイト先からすると大きな痛手になってしまいます。他の人のシフトを調整したり、新たな人材を育てる必要性が出てくるため、バイト先からすると「辞めてほしくない」と思うのは当然のことともいえます。
②新たに採用を行うと時間とコストがかかるから
①と少し重複する部分もありますが、バイトスタッフが抜けることによって、バイト先は新たに採用活動を行い人材を確保する必要があります。
また、会社が新たに採用活動を行うには、当然ですが時間とコストがかかります。
面接などを含めた選考はもちろん、採用した後は実際の業務を教えたり、スタッフとして育てていく時間が必要になります。さらに、求人情報を掲載するには高い費用を支払わなければいけません。
これらの時間と費用が必要になってしまうため、これまでバイトとして働いてくれている人を引き止めたり、辞めさせてくれなかったり、という事態が起こってしまいます。
③辞めるバイトスタッフが有能で手放したくないから
「これまで長期にわたって同じ会社でバイトしてきた」「新人の教育を担当している」「バイトリーダーとして他のバイトをまとめている」など、辞めようとしているバイトスタッフが有能で辞められると困る、という理由からバイト先が辞めさせてくれない可能性もあります。
辞めようとしている人の存在が大きな戦力になっているため、バイト先としてもどうしても手放したくないのです。
バイト先が辞めさせてくれない!対処法と円満退職理由一覧、まとめ
本記事では、なかなか辞めさせてくれないバイト先への対処法や円満退職できる退職理由、辞めるときの注意点やバイト先が退職希望者を引き止める理由を紹介してきました。
繰り返しにはなりますが、バックレや飛ぶことはバイト先と退職希望者の双方にとってデメリットが多いため、絶対にNGです。「バイト先を退職したいのに辞めさせてくれない」という時には、今回対処法として冒頭で紹介したバックレ(飛ぶ)以外の4つの方法をぜひ参考にしてみてください。
また、退職を言い出せない、退職の意思を伝えた後の上司の対応が怖いなど、自分で対処することが難しく退職を先延ばしにしてしまっている、という場合には、退職代行サービスを利用する方法もあります。
退職代行サービスを利用すると、バイト先と直接関わりを持つ必要がありません。そのため、退職を希望したその日から退職日まで、上司や店長などと顔を合わせることなく手続きを行うことが可能です。ただ、退職代行サービス事業者によってサービスや価格の内容に幅がありますので、WEBサイトを比較しながら選ぶ必要があります。
現在はアプリなどの連絡ツールを使用して24時間対応してくれる退職代行サービス事業者もありますので、退職までのスピードを重視したい、という人は一度無料相談してみると良いかもしれません。
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