【退職代行統計2021まとめ】一括比較！全退職代行利用者ランキングBEST５

「退職代行統計調査2021」ではこれまで、実際に退職代行サービス利用者の統計として、退職代行サービスを利用する上で気になるデータとそのランキング5つを公表してきました。

「職業別利用者ランキング」
「地域別利用者ランキング」
「年齢別利用者ランキング」
「退職理由ランキング」
「雇用形態ランキング」

ランキング形式にすることで比較しやすく、初めて退職代行サービスを利用される方にとっては退職代行サービスについて知っていただくのに良い参考資料になっているのではないかと思います。
過去に利用したことがある人にとっても、退職代行サービスに改めて興味をもっていただける機会になるのではないでしょうか。

今回はこれまで発表した5つの退職代行サービス利用者ランキングをまとめて紹介いたします。
それぞれのランキングを比較した方にも、初めてランキングを見た方にも参考にしていただける内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

退職代行サービス利用者別ランキング2021のまとめ

※退職代行サービス利用者統計調査期間：2020.06～2021.04
※調査対象：実際に退職代行サービスを利用した利用者

退職代行サービス職業別利用者ランキング

＜男性＞
1位： 営業・企画 16.2%
2位： 建設・土木・現場作業 10.2%
3位： 製造（工業製品） 8.0%
4位： 配送・ドライバー 7.8%
5位： 接客・販売（コンビニ・スーバー等の小売店） 5.8%
5位： 製造（その他） 5.8%

＜女性＞
1位： 事務 13.7%
2位： 保育士 7.4%
3位： 接客・販売（カフェ・飲食） 7.4%
4位： 介護士 6.7%
5位： 営業・企画 5.7%

男性の上位は「営業・企画」「建設・土木・現場作業」「製造（工業製品）」が昨年と同じく上位をキープしており、体力的にも精神的にも厳しい環境を理由に退職される方が増えているようです。
一方、女性は「事務」が昨年と同じく1位をキープする形になりましたが、「保育士・幼稚園教論・その他教職員など」を合計すると10.2％となり、昨年は5.1％ですので急上昇しています。ニュースでも取り上げられているように、長時間労働や人員不足による重労働、内外の人間関係が大きく影響し退職代行サービスを利用する方が増えているようです。

【退職代行統計2021】退職代行サービス職業別利用者ランキングの全ランキングはこちらよりご確認いただけます。
>>> https://taishoku.to-next.jp/archives/torisetsu/post-2711

地域別退職代行サービス利用者ランキング

＜男性＞
1位： 東京都 (15.5%)
2位： 大阪府 (11.3%)
3位： 愛知県 (7.8%)
4位： 神奈川県(7.5%)
5位： 埼玉県 (6.4%)

＜女性＞
1位： 東京都 (18.6%)
2位： 大阪府 (8.7%)
3位： 千葉県 (7.8%)
4位： 神奈川県(7.7%)
5位： 埼玉県 (7.4%)

＜男性・女性 合計＞
1位： 東京都 (17.6%)
2位： 大阪府 (9.6%)
3位： 神奈川県(7.6%)
4位： 愛知県 (7.2%)
5位： 埼玉県 (7.1%)

昨年の統計調査と同様に東京がランキング1位となりました。ランキング上位が都心部に集中していることから人口や企業数が都心に集中していることが影響していると考えられます。
都心部と比較すると数値は低いですが、他の道府県についても退職代行サービス利用者は増加傾向にあります。退職代行サービスの認知度が上がったことによる影響で今後も利用者の裾野が広がっていく可能性があります。

【退職代行統計2021】地域別退職代行サービス利用者ランキングの全ランキングはこちらよりご確認いただけます。
>>> https://taishoku.to-next.jp/archives/torisetsu/post-2734

年齢別退職代行サービス利用者ランキング

＜男性＞
1位　20代前半（20歳～24歳）　40.3%
2位　20代後半（25歳～29歳）　27.0%
3位　30代前半（30歳～34歳）　13.3%
4位　10代後半（15歳～19歳）　6.7%
5位　30代後半（35歳～39歳）　5.8%

＜女性＞
1位　20代前半（20歳～24歳）　38.5%
2位　20代後半（25歳～29歳）　24.4%
3位　30代前半（30歳～34歳）　11.0%
4位　30代後半（35歳～39歳）　6.9%
5位　10代後半（15歳～19歳）　6.3%

20代前半、20代後半がランキング上位を独占する形になりましたが、昨年の統計調査と比較すると10代、30代後半の利用者が増えてきています。
退職代行サービスの認知度が向上したこと、退職代行サービスを利用して辞めることが定番化してきたことで利用者の年齢層に広がりを見せていると考えられます。

【退職代行統計2021】年齢別退職代行サービス利用者ランキングの全ランキングはこちらよりご確認いただけます。
>>> https://taishoku.to-next.jp/archives/torisetsu/post-2748

退職代行サービスで使われる退職理由ランキング

＜男性＞
1位：精神的にきつい　（23.7%）
2位：体調不良（精神的）（17.3%）
3位：人間関係がつらい（7.7%）
4位：パワハラ（7.5%）
5位：仕事についていけない（6.2%）

＜女性＞
1位：体調不良（精神的）（25.6%）
2位：精神的にきつい（21.8%）
3位：人間関係がつらい（8.4%）
4位：パワハラ（6.4%）
5位：体調不良（肉体的）（5.1%）

昨年のランキングからは大きく変化が出た内容となっています。昨年は男女ともに「体調不良（肉体的）」が1位にランキングされていましたが、2021年の統計調査では「精神的にきつい」「体調不良（精神的」が上位を占めています。
また、ハラスメントを退職理由としている方が増えています。
退職理由は現状の職場環境を反映しているといっても過言ではありません。今回の退職理由ランキングをきっかけに会社の職場環境が健全なのか見直してみると良いかもしれません。

【退職代行統計2021】退職代行サービスで使われる退職理由ランキングの全ランキングはこちらよりご確認いただけます。
>>> https://taishoku.to-next.jp/archives/torisetsu/post-2761

雇用形態別利用者ランキング

＜男性＞
1位：正社員（69.9％）
2位：パート・アルバイト（社保なし）（10.7％）
3位：パート・アルバイト（社保あり）（6.6％）
4位：契約社員（6.0％）
5位：派遣社員（4.4％）

＜女性＞
1位：正社員（51.5％）
2位：パート・アルバイト（社保なし）（27.1％）
3位：パート・アルバイト（社保あり）（7.7％）
4位：契約社員（6.9％）
5位：派遣社員（5.4％）

年代別に見ても雇用形態別では正社員の退職代行サービス利用者が圧倒的に多いという結果になりました。
正社員は雇用形態の特性上、他の雇用形態よりも厚遇されている印象ですが、厚遇されているからこそのプレッシャーや責任を負うことも多く、その影響で退職代行サービスを利用しているようです。

【退職代行統計2021】雇用形態別利用者ランキングの全ランキングはこちらよりご確認いただけます。
>>> https://taishoku.to-next.jp/archives/torisetsu/post-2776

【退職代行統計2021一括比較】全退職代行利用者ランキングまとめ

「退職代行サービス利用者ランキングまとめ」として2021年に統計調査した（統計調査期間：2020.06～2021.04）5つのランキングについてまとめて紹介しました。
今回のランキングと昨年のランキングを比較すると、ランキング上位に変動はないものの変化の兆しがあったランキング、退職代行サービスの認知度向上を感じられるランキング、上位ランキングが大きく変わったことで時代の変化がみられるランキングなど、非常に興味深い内容となりました。

特に退職理由ランキングについては、精神的な問題やハラスメント被害による退職理由で退職代行サービスを利用している方が増えている結果となりました。
人間関係や仕事のプレッシャーなども含まれていますが、職場の環境が悪化していることが懸念されます。会社側が職場環境を健全に保つことを求められている結果ではないでしょうか？

今後も退職代行サービスの利用者統計調査を通じて、世の中の動きや職場環境の現状について皆様に知っていただけるよう調査を続けていきたいと思います。

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