固定残業代制とは。
固定残業代制(こていざんぎょうだいせい)とは、会社側が最初から「一定の残業が発生するもの」とみなして、あらかじめ給与にその分の残業代を支給しておく制度であり、みなしで支給された残業代の上限を越えない限りは実際の残業時間にかかわらず、一定の残業代が毎月給与に含まれて固定支給される制度のことを指します。
固定残業代制の一つの例を挙げると、固定残業代制における設定時間を30時間とした場合、毎月の給与に30時間分の時間外手当が含まれている為、30時間までは他の時間外手当が出ないことになります。ただし、30時間を超過した分については、会社は時間外手当を追加で支払わなくてはなりません。つまり、40時間働いた場合、10時間分は追加で時間外手当を支払わなくてはならないという事になります。超過しているにも関わらず時間外手当が支給されないのは違法となり、労働トラブルの原因となります。
また、会社が固定残業代制を導入する為には、就業規則や雇用契約書に以下の内容を明記する必要があります。
■ 固定残業代制が残業手当の定額払いであるということ。(固定残業代とそれ以外の賃金との区別をつけなければなりません。)
■ 固定残業代制が何時間分の残業代が含まれているかを明白に提示する事。
■ 固定残業代制に設定された時間外の勤務を超える場合には追加で時間外手当を支払う事。
以上の内容が就業規則や雇用契約書に明記されていない場合、違法の可能性がありますので、労働者との間でトラブルにならないよう会社は注意をする必要があります。
一見すると、働く側にとってあまりメリットが無いように見える固定残業代制ですが、固定残業代制は残業をしてもしなくても一定の金額が支給されるため、退勤時間が定時に近ければ近いほど得をするというメリットが挙げられます。
仮に毎日定時に仕事を終えて退勤することができれば、残業をしなくても残業代を手に入れることが可能ということになります。
また、一定の残業代が支給されるため、残業代の増減に関わらず収入が安定することもメリットといえます。
企業の中には固定残業代制を悪用している違法なブラック企業などもあり、そのような会社から退職の引き留めなどのトラブルにあった方から退職代行サービスへの相談が多く寄せられています。
また、退職を申し入れたものの聞き入れてもらえないなどのトラブルも発生しており、そのようなトラブルの場合にも退職代行サービスに依頼すれば、自分は会社と直接やり取りせずに退職代行サービスが退職手続きを代行してくれます。
違法とまではいかないまでも残業を強要されたり、残業時間当たりの単価が他の会社に比べ安く設定されていたりすることもあり、そのような固定残業代制の環境下で働き続けて心や体を壊してしまう事が懸念されています。
上記のように、つらい思いをされている方も退職代行サービスに相談すると直接のやり取りをしないで退職出来る為、退職代行サービスを使ってトラブルに巻き込まれること無く退職することを検討するべきでしょう。
労働組合や弁護士の退職代行サービスであれば残業代の請求を要望することも可能なため、未払いの残業代がある場合も退職代行サービスへ依頼することが可能です。
退職代行サービスについては「【図解】退職代行とは?今話題の退職代行サービスの疑問やメリットを徹底検証!」または「退職代行サービスとは。意味(退職代行の辞書)」をご参照ください。
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