【実録！コロナと退職代行】コロナ恐いを理由に退職代行はあり？

新型コロナウイルスに関するニュースが毎日報道されており、その脅威が私たちの生活へ多岐にわたって影響を与えています。
これまで国から緊急事態宣言が発令されるなどもあり、今後もウィズコロナとして生活への不安が残ることが予想されています。

そんな状況の中、生活の基盤ともなる雇用への影響も出ています。ある企業では休業、閉店に伴い希望退職者を募ることを余儀なくされています。

今後も様々な場面で新型コロナウイルスの影響が残ることが想定されていますが、退職代行サービスに対しても新型コロナウイルスに関連した相談が増加しています。
主な退職代行サービス（ここでは「わたしNEXT＜女性の退職代行＞」や「男の退職代行」を想定しています）への相談内容は、新型コロナウイルスの感染を防ぐために退職したいというものです。
いつ、どこで感染するかわからないという恐怖から、新型コロナウイルスの脅威は自身の就業の退職理由にもなりつつあります。

そこで、今回は新型コロナウイルスを退職理由としてご相談いただき、既に退職されている方たちの中から、参考となるケースをいくつかご紹介いたします。
退職という選択肢がご自身の健康だけでなく、家族や大切な人を守るための手段になることもあります。
接客業など、仕事柄新型コロナウイルスに感染するのではないかと恐れている方も多いと思いますので、他の方はどのような退職理由で退職代行サービスを利用しているのかをご参照いただき、少しでも今後の対応のお役に立てれば嬉しく思います。

新型コロナウイルスによる退職代行の実例

ケース①：看護師　24歳　正社員　女性

現時点で職場の環境や人間関係に不満は無いけれども、慢性的な人員不足や夜勤なども多い過酷な労働環境で体力の低下に伴う免疫力低下の心配が大きく、今後、新型コロナウイルスの感染が拡大していくことを考えると、今の職場で仕事を続けていく自信や健康を維持していく自信がないので退職したいというご相談でした。
様々なご不安から精神的に弱っていたこともあり、即日退職でのご希望を承り、退職代行を実施させていただきました。
当日は看護部長様に退職代行を実施させていただきました。体調や精神面をご考慮いただき、即日退職についてもご了承いただくことができました。

ケース②：医療事務員　38歳　正社員　女性

医療事務員として勤務されていました女性については、日々、新型コロナウイルス感染の可能性がある患者様が問診に来ているため、自分もすでに感染しているのではないかと不安な毎日を過ごされていたそうです。
自分の健康だけでなく家族にも新型コロナウイルス感染の危険が及んでしまうことから早々に退職できるよう、ご相談を頂きました。
退職代行を実施させていただき、ご要望通りご退職いただくことができました。
ご本人様からは「新型コロナウイルスのニュースを見るたびに、自分や家族のことが心配で不安な毎日でした。早々に不安を取り除いてもらえて感謝しています。」とのお言葉を頂戴しました。

ケース③：コンビニ店員　16歳　アルバイト　女性

学業や部活動と両立しながらコンビニでアルバイトをされていた女性から退職代行サービスのご相談を頂きました。
ご相談内容はレジなど対面で不特定多数の人と接する仕事に対して、ご両親様が新型コロナウイルスの感染を心配し、アルバイトを辞めてほしいと強く要望されたとのことでした。
急な退職の申し入れは、良くしていただいた店長様や従業員の方々に迷惑がかかる、そのため申し訳なくてご自身から申し入れる勇気が出ないとのことで退職代行サービスをご依頼いただきました。
退職代行を実施させていただいた店長様からは「新型コロナウイルスについて心配される気持ちもわかるし、ご自身の健康もあるからこっちのことは心配しなくていいよ。」と優しいお言葉を頂戴し、無事に退職することができました。

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ケース④：弁当屋　20歳　アルバイト　男性

新型コロナウイルスの感染拡大が進むとともにお弁当の需要も増えて、忙しい状況になっていたそうです。
従業員も多数出勤して仕事に励んでいましたが、密集・密接している職場環境に不安を抱くようになったそうです。地方から上京して一人暮らしをしているため、新型コロナウイルスに感染してしまったらと思うと恐怖を感じたそうです。
感染する前に地元に帰京し、感染予防に努めたいので退職したいとのご相談を受けました。
代行実施時には「新型コロナウイルスの影響もあり、地元に戻るため仕事を続けることができない。」との退職理由で店長様にご相談させていただき、即日退職のご了承をいただきました。

ケース⑤：航空整備　25歳　契約社員　男性

業務内容として海外からくる飛行機の客室整備を担当されていました。感染が拡大している海外からの渡航者と接近することもあるため、毎日、新型コロナウイルス感染を心配していたそうです。
新型コロナウイルスの感染拡大と消毒などの通常業務とは違う業務も行うことが多くなり、心身ともに疲弊してしまったため、体を壊してしまう前に退職をしたいとのご希望でした。
即日退職でのご希望を相談時に伺っておりましたので、即時、退職代行を実施させていただきました。
所属長様からは、なんとか残ってほしいとの強い慰留を受けましたが、退職の意思が固いこと、新型コロナウイルスの不安が強く継続して勤務することが難しい旨をご理解いただき、退職することができました。

ケース⑥：船員　22歳　正社員　男性

クルーズ船での新型コロナウイルス感染拡大のニュースが頻繁に報じられるようになり、今後、仕事に従事することによる感染が心配とのことでご相談を頂きました。
旅客船の船員としてお仕事をされており、日常的に観光客や多くの人たちと接する機会が多いそうです。そんな中報じられたクルーズ船での新型コロナウイルス感染拡大のニュースは自分の職場で発生したかのように恐怖を感じたそうです。
いつ終わるかわからない状況の中でお仕事を続けていく自信がなくなったとのことでご退職を決意されました。
ご退職理由としては「新型コロナウイルス感染の状況下で仕事を続ける自信がなくなった。健康維持のためにも退職したい。」という内容でした。お勤め先の上席者様も状況については十分ご理解いただいており、即日退職について快諾いただきました。

ケース⑦：介護士　34歳　パート　女性

介護のお仕事も密集、密接した空間で行われるお仕事のため、退職者様も新型コロナウイルスの感染には気を張っておられたそうです。
ただそういった状況でもお勤め先はウイルス対策にあまり力を入れておらず、不安な毎日を過ごされていたそうです。
ご自宅には高齢のご家族様もいらっしゃることから、ご自身がウイルスを持ち帰るわけにはいかない、今はできるだけ外部との接触を断ちたいとのご希望で退職代行サービスのご依頼を頂きました。
緊急的な状況下で会社様としても早急に準備を進めておられたかと思いますが、準備が整うまで我慢して感染してしまっては意味がないとのことから即日退職のご要望で退職代行を実施させていただきました。
慢性的な人員不足もあり、退職時期を延ばしてほしいとのご依頼もありましたが、最終的にはご納得いただき即日退職していただくことができました。

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ケース⑧：警備員　27歳　派遣社員　男性

通常はイベント施設の警備員としてお仕事をされていましたが、新型コロナウイルスの影響で各イベントが中止になり、警備を行う人員も他の場所への異動を余儀なくされたそうです。
ただ、異動先は公共交通機関や病院といった、人の往来も多く、新型コロナウイルスの感染を心配してしまう場所のため警備員としての仕事を続けたくないというのがご退職理由でした。
今後他の場所での警備をしていく考えがないとのことで、お勤め先にご退職の意思をお伝えさせていただき、即日でご退職していただくことになりました。
会社様としては人員を確保しておきたい気持ちもあるが、仕事数が急減しているうえに新型コロナウイルスの影響で環境も厳しくなることから慰留はできないとのことでした。

【実録！コロナと退職代行】コロナ恐いを理由に退職代行はあり？、まとめ

8件の実例についてご紹介させていただきました。ほんの一例になりますが参考になりましたでしょうか？

新型コロナウイルスを退職理由に退職された方は、感染者数が増え始めた2020年3月15日を境に退職代行サービス利用者全体の1割以上を占めるまで増加しています。（「わたしNEXT＜女性の退職代行＞」及び「男の退職代行」の退職代行サービス利用者の数値から算出）
また、その1割の退職者様の居住地域は都市圏よりも感染者数がまだ少ない地域の方たちが大半を占めています。
これから都市圏を中心として、新型コロナウイルスを退職理由に退職代行サービスを利用される方も増えていくものと思われます。
仕事を守ること、収入源を担保することも大事ですが、新型コロナウイルス感染の恐れがあるのであれば、健康を第一に考えるのはある意味当然のことなのかもしれません。

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