【退職代行統計調査2023】勤続年数ランキング、退職代行利用者はいつ辞める？

退職代行サービスは、退職するタイミングや辞める方法に迷う方たちの間で注目を集め、年々利用者が増えています。注目を集めたことで自分も退職代行サービスを利用してみようと考えた方も多いのではないでしょうか。

しかし、
「まだ入社したばかりだから退職代行サービスを使って辞めることはできない」
「一般的に、辞めるにも3年は働かないとダメと聞いたことがある」
上記のような理由で辞めることを先延ばしにしたり、退職代行サービスの利用を諦めたりする方も少なくないようです。

それでは、他の方たちはどのくらいの勤続年数で仕事を辞めるのでしょうか。
今回は退職代行サービス統計調査2023年版から「勤続年数ランキング」を紹介します。勤続年数ランキングを通して、退職代行サービスを利用して会社を辞める傾向について解説しますので、辞めるタイミングを迷っている方やいつ退職代行サービスを利用しようか考えている方にとって、今回の勤続年数ランキングが参考になれば幸いです。

男女別、退職代行サービス利用者の勤続年数ランキング

※退職代行サービス利用者統計調査期間：2022.01～2022.12
※調査対象：実際に退職代行サービスを利用した方

男性：退職代行サービス利用者の勤続年数ランキング

1位：3ヶ月未満 (18.99%)
2位：6か月未満 (12.61%)
3位：3年未満 (7.83%)
4位：1ヶ月未満 (6.67%)
5位：9か月未満 (6.59%)
6位：1年未満 (6.43%)
7位：1年3ヶ月未満 (5.19%)
8位：5年未満 (4.74%)
9位：4年未満 (4.61%)
10位：6年以上10年未満 (4.16%)
11位：1週間以内 (4.00%)
12位：2週間以内 (3.54%)
13位：1年6ヶ月未満 (3.21%)
14位：2年未満 (2.93%)
15位：3日以内 (2.88%)
15位：1年9ヶ月未満 (2.88%)
17位：10年以上 (2.47%)
18位：0日 (0.25%)

女性：退職代行サービス利用者の勤続年数ランキング

1位：3ヶ月未満 (21.61%)
2位：6か月未満 (15.86%)
3位：1ヶ月未満 (10.39%)
4位：9か月未満 (6.73%)
5位：3日以内 (5.98%)
6位：1年未満 (5.81%)
7位：2週間以内 (5.38%)
8位：1週間以内 (5.24%)
9位：3年未満 (4.52%)
10位：1年3ヶ月未満 (3.23%)
11位：4年未満 (2.98%)
12位：5年未満 (2.46%)
13位：1年6ヶ月未満 (2.38%)
14位：6年以上10年未満 (2.29%)
15位：1年9ヶ月未満 (2.09%)
16位：2年未満 (1.95%)
17位：10年以上 (0.66%)
18位：0日 (0.46%)

男性で退職代行サービスを利用して辞める方の勤続年数ランキングでは「3ヶ月未満」が1位、2位以下のランキングは「6か月未満」「3年未満」「1ヶ月未満」の順になりました。ランキング上位をみると、勤続年数が短い時に退職代行サービスを利用して会社を辞める傾向が強いように見えます。

女性で退職代行サービスを利用して辞める方の勤続年数ランキングでも「3ヶ月未満」が最多で、「6か月未満」「1ヶ月未満」「9ヶ月未満」の順に、勤続年数が短期間での利用が目立つランキング結果となりました。

今回の勤続年数ランキングから、退職代行サービスを利用して辞める方の多くは入社してから短い間で会社を辞めることを決断しているようです。その決断の背景には、自身に合っていない会社で我慢を重ねて勤めることはよくない、無理なく自分のペースで働ける環境を求めたいという考えが反映されたものかもしれません。
また、雇用形態の多様化や自身のキャリアプランについて考える方が増えていることで、自分に合わない会社は退職代行サービスを使ってでも短期間で辞めるといった傾向が強まっていると考えられます。

勤続年数ランキングから見る、退職代行を利用して辞める人の退職理由とは

これまで述べたように、退職代行サービス利用者の多くは短い勤続年数で会社を辞める傾向が見られました。
ここでは、勤続年数ランキングから退職代行サービスを利用した退職理由について詳しく解説していきます。

短い勤続年数で退職代行サービスを利用することにした男性の中には、

「上司や同僚との人間関係が悪く、長く仕事を続けられない」
「入社前に聞いていたより業務が大変で体力的に不安だ」
「工具などが散らかっていて整理されていなかったり、機械操作の手順が適当で危険を感じたことがある。怪我をする前に辞めたい」

といった、予想外の業務負荷や職務内容のギャップなどが退職を早める一因となり、勤続年数が短い段階で辞めることを決意しているようです。

女性が会社を辞める理由には下記のようなことがあります。

「職場の雰囲気が悪く、すぐにでも仕事を辞めたい」
「仕事が忙しすぎて、育児や家庭生活に影響がでてしまうので退職代行ですぐに辞めることにした」
「家族を介護できるように転職したが、残業を求められて困っている」

人間関係の悩みが多く、また、新たな職場環境、出産や育児、介護などの生活環境に適応するために転職したものの、事前に聞いていた情報や想像していた環境と異なっていたことで早期に会社を辞めることを選ぶ傾向が見られました。

男女共に勤続年数が短い段階で会社側に辞めると伝えるのは難しいというイメージがあるようです。
そのため、会社側とトラブルにならないために、早い段階でちゃんと退職するために退職代行サービスを利用しています。

数多くの実績がある退職代行サービス事業者であれば、勤続年数が短くても、どのような退職理由でもトラブルなく退職を進めることが可能です。また、勤続年数ランキングの下位にランキングされていた、長期間にわたり勤務をしてきた方でも心配なく退職代行サービスを利用することができます。
退職するタイミングや退職理由は様々ですが、退職代行サービス事業者には柔軟に対応できるノウハウがあるため、スムーズに退職できるようサポートしてくれるでしょう。
（こちらでの退職代行サービス事業者とは、「わたしNEXT＜女性の退職代行＞」「男の退職代行」を想定しています）

退職代行サービス統計調査2023勤続年数ランキングのまとめ

ここまで「退職代行サービス統計調査2023」から勤続年数に焦点をあて、ランキングとその傾向、退職理由について紹介してきました。
今回のランキングを見ると、退職代行サービスの利用者は比較的短期間で仕事を辞める傾向にあるようです。

これは、自身のキャリアプランについて真剣に考え、人生にとって最良の道を選ぼうとする現代の働き方を反映したものかもしれません。
また、勤続年数ランキングから見えるのは、人間関係や職場環境に悩む人々が退職代行サービスを利用して仕事を辞める傾向があることです。これは職場環境の改善が求められていると言えるでしょう。

今回の退職代行サービス利用者勤続年数ランキングから、自分もそろそろ辞めるべきか？と思う方もいるでしょう。
退職を考える時は勤続年数や次のステップなど、自分にとって最適なタイミングで仕事を辞めることが大切です。その際には、退職代行サービスも辞める手段の一つの選択肢としてみてはいかがでしょうか。

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