営業を辞めたいのは甘えではない!実際に転職した人の事例やツラい時の対処法を紹介
- 2025.08.06
- キャリアチェンジのトリセツ

日々仕事をしながら「自分には営業が向いていない」「ツラいけど辞めたら甘えだと言われそう」と悩んでいる人も多いでしょう。
少なくても3年は続けろという言葉をよく耳にしますが、近年キャリアアップややりがいを求めて転職する人が増えています。
営業を辞めたいと考えている人は、今こそキャリアを見つめ直すときです。
本記事では、実際に転職した人の事例やツラい時の対処法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
営業を辞めたいのは甘えじゃない!ツラいなら他の仕事に就くべき
営業を辞めたいのは、決して甘えではありません。日々仕事をする中で、顧客から理不尽な要求を受けたり、ノルマが常に頭をよぎったりしてストレスを感じる人も多いでしょう。
営業の仕事は数多く、理系出身ではないからと営業職を選択する人も一定数いますが、中には向いていない人もいます。
営業の仕事を実際に経験し、向いていないと感じて辞めるのは自然なことです。営業以外の仕事で自分が活き活きと仕事をできるようになったら嬉しいですよね。
2024年の転職率は7.4%で、数年間高水準で推移しています。20代の転職者割合が最も高く、給与待遇の改善などを求めて早い時期に決断していると言えるでしょう。
転職者が増えているのと同時に、積極的に転職者の受け入れをしている企業も増加しています。
転職が当たり前になっている現代において、転職は決して恥ずかしいことではありません。
自分の強みを活かせる新たな道に進んだり、より待遇の良い環境に移ったりするのは賢い選択です。
参考:転職動向調査2025年版(2024年実績) | マイナビキャリアリサーチLab
営業を辞めたいと思う7つの理由
営業を辞めたいと思う理由は人それぞれです。この記事を読んでいる人の中には「そんな理由で辞めたいと思う自分が悪いのでは」という人もいるかもしれませんが、意外と同じような悩みを抱えている人は多いでしょう。
営業を辞めたい理由でよくあるものを7つ紹介します。なんとなく辞めたいものの、理由を言語化できていない人にとって、自身の理由を明確にできるきっかけにもなるかもしれません。
ぜひ他の人が営業を辞めたいと思う理由も参考にしてください。
テレアポや飛び込み営業がツラい
営業方法としてテレアポや飛び込み営業がありますが、その営業方法は相手がどのような人かわからず緊張しますよね。
営業先にとっては、元々アポイントがなく忙しい中で、急に電話を掛けられたり訪問されたりしては、嫌な顔をされることも多いでしょう。歓迎されていない雰囲気の中、営業をするのには強いメンタルが必要です。
迷惑そうにされる度に申し訳なさで営業するのがツラくなるもの、立派な辞める理由になります。
ノルマのプレッシャーがツラい
ノルマに対するプレッシャーがツラいのも営業を辞めたい理由として、一般的によく言われます。どれだけ日々の仕事を頑張っても、ノルマを達成できないと自分はダメだと思ってしまいますよね。
ノルマを達成できない人に強く当たる上司や同僚がいる環境が、ツラいと感じる人もいるでしょう。
せっかく月間ノルマを達成したとしても、すぐ翌月リセットされてプレッシャーと戦わなければいけません。
ノルマによって常に仕事が頭から離れないのであれば、営業を離れて心穏やかに過ごす選択肢をとってみてもいいでしょう。
商材に自信が持てない
日々営業している商材自体に自信が持てないことで、やりがいを見つけられずに苦しむ営業は一定数います。業界や会社自体に憧れが合って入社しても、配属されてみると聞いたことがない商材の営業担当になることもあります。
自分自身が良いと思えないのに、営業先に良いものだとして営業するのは、モヤモヤする要因です。
やりがいを感じられずに年中その商材を売り続けるのに先が見えない場合は、心機一転新しいことにチャレンジするものいいでしょう。
激務なのに給料が少ない
激務なのに給料が少ないのは、多くの人が転職を考える要因です。特に営業は、ノルマ達成のためにできる限りのことをするので、1人ひとりの業務負担が増えがちです。
激務や長時間労働をしても給料が高ければ割り切れる人もいますが、激務な上に低賃金だと悲しいですよね。
また、営業は基本給が安くインセンティブをメインにして、平均年収を高く見せている企業もあります。
営業で結果を出せるまでは低賃金で働かなければいけません。
日々の業務に対し、給料が見合っていないと感じる場合は、転職して満足できる給与体系の企業に移るのも解決策の1つです。
取引先との人間関係がツラい
営業が仕事上関わるのは、社内だけでなく社外の人もいます。その社外の人との人間関係がツラいのも営業を離れる理由になります。
取引先によっては、「買ってあげている」と横柄な態度をとったり、ミスに対して怒鳴ったりする人もいます。
取引先との人間関係が上手くいかないと、契約破棄に繋がるケースもあるでしょう。
相手の顔色をうかがいながら仕事をするのがストレスで、社内の人とだけ関わる仕事に思い切って変える人は増えています。
厚生労働省の調査によると、2023年に転職した人のうち、人間関係を理由に前職を退職した人の割合は男性が9.1%、女性が13.0%です。
転職する人のうち10%前後が人間関係を理由に挙げていることから、人間関係が悪い環境を変えるべく転職する人は少なくないとわかるでしょう。
クレーム対応にストレスを感じる
営業をしているとクレーム対応も付きものです。日々寄せられるクレームは様々ですが、クレームをする人は何かしら不満があるので、時にきつい言葉で怒られることも少なくないでしょう。
中には理不尽な内容のクレームもあるため、真摯に対応していると心がすり減ってしまいます。「クレーム対応くらいで」と人によっては言いますが、ストレスの根源をなくすために営業を離れるのは、賢明な判断です。
競争が激しく負担になっている
営業は結果が数字として表せるため、競争が激しく常に周囲の人と比べられます。切磋琢磨する同僚や目標とする上司がいると頑張れる人もいますが、比較され続けることが負担に感じる人もいるでしょう。
周りの目を気にしすぎてしまい、思うように仕事ができなかったり、数字のためにお客さんに寄り添えなかったりすると、仕事に懐疑的になってしまいます。
自分らしさを大切に会社やお客さんに貢献できる仕事が向いている場合は、違う働き方ができる仕事に目を向けるのもおすすめです。
営業職を辞めたいと感じた時にする対処法
営業職を辞めたいと感じたからといって、すぐに営業職をやめるのはおすすめしません。一度立ち止まって、営業職を辞めるべきか、営業職の中で環境を変えるべきか検討しましょう。
営業を辞めたいと感じたときにするおすすめの対処法を紹介します。
営業の何がツラいのか理由を明確にする
「営業がツラい」といっても、その原因は様々です。営業の何がツラいのかを明確にすることで、次に取るべき行動が変わるので、まずは理由を言語化しましょう。
前章で紹介した「ノルマのプレッシャーがツラい」と「激務なのに給料が少ない」では、次の選択肢は異なります。前者の場合は転職や異動をしても、ノルマに対するプレッシャーから逃れられることはないでしょう。
しかし、業務量と給与が見合っていない場合は、転職をすれば解決する可能性があります。マイナビのレポートによると、転職をして実際に年収が上がった人の割合は39.1%です。
営業が向いていないわけでなくても、給与が見合っていないとモチベーションを保つのは難しいでしょう。
最適なキャリアを選択するために、現状に対する自身の想いを明確にするのが第一歩です。
参照:【年代別】転職前後の変化を解説|マイナビキャリアリサーチLab
上司に相談して異動できないか確認する
営業職を辞めたいと感じたときは、異動希望を出して環境を変えるのもおすすめです。現在の環境がツラいものの、一度環境を変えて本当に営業が向いていないのか見極められます。
また、社内で営業以外の仕事への異動を希望するのもいいでしょう。
社内であれば、部署が変わってもある程度勝手がわかっているので、他社に転職して場所や職種、人間関係すべてが変わるよりもハードルが低いはずです。
退職する前に、一度上司に相談してみてはいかがでしょうか。
トークスキルを磨く
なかなか成約できずに営業がツラい場合は、営業方法を見直すべきときかもしれません。せっかく良い商材の営業をしていても、トークスキルがイマイチで営業先に良さが伝わっていない可能性があります。
トークスキルを磨くことで、営業先に興味を持って話を聞いてもらえるようになり、成約率アップが期待できます。トークスキルを磨くツールとしては、本や講座、セミナーなど様々な選択肢があるでしょう。
成約率が上がれば、営業がツラいという思いが払拭される人もいるはずです。
営業のロープレをする
トークスキルを磨くのと同様に、営業ロープレを重ねることで、営業成績が上がるかもしれません。普段話すことに抵抗がない人でも、商談となると上手くいかない人も一定数います。
営業成績の良い同僚などをロールモデルとして、近づけるように何度もロープレをすることで、取引先の前でも「良い営業」をできるようになります。
営業として成果を上げるためには、努力が欠かせません。営業のロープレで一歩成長した営業マンになってみてはいかがでしょうか。
小さい目標を設定し達成感を得る
仕事のモチベーションを保つ方法は、会社から決められた目標を達成するだけではありません。自分で日々の小さな目標を設定し、1つずつ達成することもやりがいに繋がります。
自分で決める目標は月間売上何円という大きな目標でなくても大丈夫です。例えば、「商談中に先輩に助けを求めず、自分ですべて伝える」という目標でもいいでしょう。
小さな目標の達成によって、少しずつできることを増やしていけば、自身の成長を感じられるはずです。
営業は辞めるべき?向いていない人の特徴
営業がツラいからとすぐに辞める必要はありませんが、人によっては営業自体向いていない人がいます。向いていなくても努力でカバーできる場合もありますが、向いていなくてツラいのに無理して続ける必要はありません。
営業が向いていない人の特徴を紹介するので、自身が当てはまるか否か客観的に考えてみましょう。
コミュニケーションを取るのが苦手な人
営業をする際に、コミュニケーションは欠かせません。営業はお客さんの話を聞いて、お客さん自身が気づいていない潜在的な課題までくみ取る必要があります。
コミュニケーションを取るのが苦手な人は、お客さんとなかなか話が弾まなかったり、聞くべきことが聞けなかったりと、営業する上で重要な情報取りに苦戦します。
コミュニケーションが苦手なまま営業成績を上げるのは難しいので、コミュニケーションが必須スキルとして求められない職に挑戦するのがいいでしょう。
競争するのが苦手な人
営業は常に周囲の営業と比較され、競争させられる環境に身を置かなければいけません。負けず嫌いでトップを狙うことにやりがいを感じるタイプは向いていますが、競争が苦手な人は日々の環境が苦痛でしょう。
部署内で営業成績1位の人も、先月や昨年の成績と比べられて、結局は競争から逃れられません。競争環境から離れることで、ストレスから解放されます。
内向的で積極的に話すのが苦痛な人
コミュニケーションを取れない人同様に、内向的で積極的に話すのが苦手な人も営業には向いていません。プライベートであれば、自ら話さなくても「聞き上手」と捉えられることもあるでしょう。
しかし、営業では黙って座っているだけでは成果を上げられません。自ら積極的に話さなければいけない場面は多々あります。内向的な人で話すのが苦痛であれば、話すこと以外で評価される職種に挑戦するのが賢明な判断です。
数字を追うのがプレッシャーになる人
営業成績は数字で表して評価されるため、常に数字を追う必要があります。毎日一生懸命働いていたとしても、売上や商談数、成約数など数字で表せる成果が上げられないと、残念ながら評価されにくい傾向にあります。
顧客からの感謝や他の人のサポートなどが得意で、数字で表せない部分で評価されることにやりがいを感じる人は、営業よりも事務職などがやりがいを感じられるでしょう。
こまめな連絡が苦手な人
営業にはこまめに連絡するスキルも求められます。保険などの場合、契約時だけでなく日頃のコンタクトが信頼に繋がり、次回の商談や紹介に繋がります。
契約時のみしつこく連絡してきて、契約後は返信が遅い人は信用できないですよね。人によっては、昼夜問わず休日でも連絡してくるので、こまめな連絡が苦手な人にとっては、ストレスになるでしょう。
気持ちの切り替えが苦手な人
営業は多くの人と関わるので、時に理不尽な怒られ方をすることや自分の思いがうまく伝わらないこともあります。何か失敗をしたときに次に活かそうと気持ちを切り替えられる人は、成長する可能性が大いにあるでしょう。
しかし、なかなか気持ちが切り替えられない人は、仕事が終わってもモヤモヤし続ける傾向にあります。モヤモヤの積み重ねによって、精神的にツラく働けなくなるケースもあるので、ひどくなる前に離れてみるのがおすすめです。
営業職を辞めて転職する!スキルを活かせるおすすめの職種6つ
今の仕事がツラい人は、営業職を辞めて心機一転新しい職種に就くと、やりがいを持って働ける日々になるかもしれません。
今回はスキルを活かして働けるおすすめの職種を6つ紹介します。
営業の経験を活かせる「営業事務」
営業事務は営業の経験を大いに発揮できる職種の1つです。自身が営業職をしている際に、書類作成や取引先とのアポ取りなど、事務作業をしてくれる人もいるのではないでしょうか。
営業経験のある人が営業事務に就くと、営業担当者が仕事をしやすい環境を整えられます。営業の人から「資料やスケジュール管理がわかりやすくて助かる」と言われたら嬉しいですよね。
営業のサポートをすることで、会社全体の売上にも貢献できるのが営業事務の仕事です。
平均年収 | 511.9万円 |
仕事内容 | 書類作成・管理業務・営業サポート |
必要なスキル | 基本的なPCスキル・読解力・傾聴力 |
おすすめな人の特徴 | 丁寧に仕事をできる人 |
参照:営業事務 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
顧客のニーズや分析をする「マーケティング」
マーケティング職は、顧客のニーズや分析を通して顧客満足度の高い商材の販促の第一線に立てます。数字を負うことに疲れてしまっても、自分が好きな商材を広めたいという人もいるでしょう。
マーケティングであれば、ニーズをくみ取るという営業で培ったスキルを活かしながら、より多くの人に影響を与えられます。
平均年収 | 690.7万円 |
仕事内容 | 市場や販促状況のデータ集計・分析 |
必要なスキル | 分析力・プレゼンテーションスキル |
おすすめな人の特徴 | 分析や客観的に物事を考えられる人 |
参照:マーケティング・リサーチャー – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
商品のイメージやアイディアを形にする「商品開発」
商品開発も営業からの転職先として人気です。商品開発と聞くと技術職・研究職の人が就くイメージですが、文系でも商品開発に携われます。
営業をする中で、「こういうものがあったらいいな」という自身のアイディアやお客さんの声を形にできます。商品を新たに開発するのは決して簡単ではありませんが、クリエイティブな仕事をしたい人にピッタリです。
平均年収 | 690.7万円 |
仕事内容 | 消費者のニーズに合った製品の企画開発 |
必要なスキル | 分析力・企画力・専門分野の知識 |
おすすめな人の特徴 | 分析力・傾聴力・継続力がある人 |
参照:商品企画開発(チェーンストア) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET)):
将来性があり長く働ける「ITエンジニア」
近年IT業界の成長は凄まじく、ITエンジニアの需要が高まっています。求人自体の数が多く、未経験でも受け入れてくれる企業は多いです。
未経験から始めるのは簡単ではありませんが、手に職を付けたい人はITエンジニアがおすすめです。一概にエンジニアといっても使用言語や開発・保守・運用など役割が異なるので、事前に基礎知識は勉強しておきましょう。
平均年収 | 752.6万円 |
仕事内容 | システムの開発・保守・運用 |
必要なスキル | ITスキル |
おすすめな人の特徴 | 学び続ける意欲がある人 |
参照:システムエンジニア(基盤システム) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
人材の採用に関わり経営目線を養える「人事」
人材育成やコーチングが得意な人は、人事に転職する選択肢があります。人事は新卒・中途の採用や育成だけでなく、社員が快適に働ける環境づくりにも尽力します。
経営目線を養いながら、多くの人が働きやすい環境を整えることは、自身の働きやすさ向上にも繋がる活動です。新卒で人事を希望しても配属される人数は限られますが、転職や社内異動ではある程度社会人経験を積んだ人材が求められています。
平均年収 | 513.5万円 |
仕事内容 | 従業員の人事管理・採用 |
必要なスキル | 傾聴力・管理能力 |
おすすめな人の特徴 | 人に寄り添うのが得意な人 |
参照:人事事務 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET)
スケジュール管理や会議などの準備をする「秘書」
コツコツ作業をするのが得意な人や繊細な人は、秘書の仕事で強みを活かせます。秘書は忙しい人のスケジュール管理や会議の準備などが中心なので、正確さが求められます。
細かいことまでこだわりたい人にとって、秘書は天職になる可能性が大いにあると言えるでしょう。秘書に転職したい人は、秘書検定であらかじめ秘書として必要なスキルを勉強しておくことをおすすめします。
平均年収 | 554.8万円 |
仕事内容 | スケジュール管理・書類作成 |
必要なスキル | 管理能力 |
おすすめな人の特徴 | 他者のサポートにやりがいを感じる人 |
参照:秘書 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
営業を辞めたい人が転職を成功させる8つのコツ
転職は逃げではなく、やりがいを持って仕事ができるようになるための大きな第一歩です。転職するなら、自分が自信を持って働ける環境に移りたいですよね。
転職を成功させるために、転職活動時に意識すべきポイントを紹介します。
自己分析をしてスキルの棚卸しをする
新卒採用で経験した人も多いはずですが、転職でも自己分析が重要です。自己分析では、どのような職種が自分に合っているのかを見極めるための手段なので、以下を言語化できるようにしてください。
- 仕事におけるやりがい
- 前職で身につけたスキル
- 転職先で重視する項目
- 転職先で活かせる自身の強み
- 自身のモチベーションが下がる原因・環境
どのような環境であれば、自分が前向きに仕事に取り組めるかを明確にしましょう。その上で、活かせるスキルを明確にすることで、面接でも自信を持って話せるようになります。
転職の第一歩は自分を知ることなので、しっかりと自己分析をしましょう。
自分の市場価値を把握する
自分の市場価値を把握できていないと、なかなか内定は獲得できません。新卒採用では能力ではなくポテンシャルを見られます。
転職では、転職先でどのような存在意義を発揮してくれるのかが見られるので、会社のニーズと自分の市場価値がマッチしなければいけません。市場価値を知らずに待遇の良さを求めても、採用される可能性は低いでしょう。
自分の市場価値を客観的に判断し、適切な範囲の転職先を探すことが転職成功のカギです。
市場価値は、スキル・資格・経験・年齢などあらゆる視点から総合的に決まります。
取得している資格をもとに求人情報と照らし合わせて市場価値を測るのは簡単ですが、スキルや経験の面で市場価値の把握は難しいですよね。
特に初めての転職で全くわからない人は、転職エージェントに相談しましょう。
転職エージェントは、あなたの市場価値を客観的に判断してくれます。
希望の就労条件を明確にする
営業からその他の職種に転職する場合、多くの人が未経験職種への転職になるでしょう。未経験となると希望通りの就労条件にならない可能性がありますが、希望は明確にする必要があります。
希望の就労条件は以下のようなようなものがあります。
- 年収
- 月間の残業時間目安
- 家からの通勤時間および就業時間
- 福利厚生
- 労働形態(出社・在宅の頻度) 他
未経験だからといって給与・福利厚生・労働時間などあらゆる面で妥協すると、長く働くのが難しくなってしまいます。「年収〇万円で、家から1時間以内だけは譲れない」など、求人を見始める前にある程度決めておくのがおすすめです。
健康的な生活を送るために、就労条件を明確にしてエントリー先を選びましょう。
履歴書や職務経歴書を作成する
転職では、履歴書だけでなく職務経歴書の提出が求められます。履歴書は経歴欄が半分程度を占めており、スキルや特技をアピールする場所は限られています。
職務経歴書では、前職での経験など仕事において転職先にアピールしたいことを記載するスペースが大きいのが特徴です。
自己分析で明確にした自分のスキルを職務経歴書でアピールし、「この人と会ってみたい」と思われるようにしましょう。履歴書や職務経歴書は採用選考の第一ステップなので、次のステップに繋がるよう丁寧に作成しましょう。
希望にあった求人を探す
転職で多くの時間が取られるのが求人探しです。求人を見つけないと選考は受けられないので、自己分析や希望条件が定まったら、希望にあった求人を探してください。
求人サイトなどでは、希望の条件を選択するとマッチする求人が一覧でチェックできます。そこから気になるところを1つずつ見ていくと、効率良く求人を見られます。
しかし、求人を探すのはかなり時間がかかります。転職エージェントを活用すると、キャリアアドバイザーがあなたの希望に合った求人を紹介してくれます。
働きながら求人探しをするのが難しい方は、転職エージェントの利用も検討しましょう。
希望にあった求人がない場合は、条件を緩めるなど妥協点までは下げる必要があるでしょう。
面接を受ける
希望にあった求人にエントリーして、面接に案内されたら面接を受けにいきましょう。面接では志望動機や前職での経験、希望条件などあらゆる質問をされます。想定される質問は、あらかじめ回答を考えておくのがポイントです。
自然な会話のように受け答えできると好印象で、志望度の高さも伝わるので、事前の準備は必須です。面接時の服装やマナーも確認しておきましょう。
内定をもらえたら引継ぎと退職の準備をする
納得できる条件で内定をもらえたら、引継ぎと退職の準備をしましょう。転職が決まると次のことに気持ちがいってしまいがちですが、丁寧に引継ぎするまでが社会人としての責任です。
退職をすると保険証や積立金など前の会社で手続きしているものが複数あるはずなので、総務部などと相談しながら抜けもれなく手続きしましょう。
転職エージェントを活用する
ここまで転職時の流れとポイントを紹介しましたが、1人ですべての準備をするのは大変ですよね。特に転職が初めての人は、それぞれのステップで時間がかかってしまいます。
効率良く転職を進めるためには、転職エージェントの活用がおすすめです。転職エージェントは、自分のキャリアの棚卸しや求人紹介、面接練習など手厚くサポートしてくれます。
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営業で転職を成功させた事例を紹介
転職の流れがわかっても、実際に他の未経験職種に転職できるのか不安ですよね。今回は営業から多職種へ転職を成功させた事例を3つ紹介します。
営業から事務職へ転職しやりがいを感じられるようになった
営業から事務職に転職し、やりがいのある密度の濃い仕事に転職できた人の体験談です。
大卒で3年間、営業で勤めた後、事務職(派遣→転職して他社で正社員へ)へ転職しました。
①営業職では端的に言うと契約の数字でしか評価されず、仕事の質(プランニングや顧客対応能力など)が評価されていると感じにくかった点、また事務が忙しくてとりきれない電話の応対といった基本的な社内の仕事もしない営業が多い職場環境で、組織として協力しながら仕事をできる職種に転向したいという感じでした。
②事務職に転職して良かったと思っています。やりがいも感じています。ただ、「やりがい」は「数字として達成感がある」ものを求めるなら営業職のほうがよいかもしれません。
③仕事の内容、職場環境は派遣で行った会社のほうが良かったです。正社員のほうが残業、責任も厳しいですが、組織の一員である実感が感じられ、充実してやりがいがあると感じました。
事務職は一日中事務所内の席で事務作業となりますから営業職に比べ、速さと正確さ、効率が求められ仕事の密度が濃い感じがしました。
引用:Yahoo!知恵袋
転職エージェントのミラキャリは、圧倒的な事務職の求人数を誇ります。
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国産ディーラーの営業から保険代理店へ転職し毎月安定した収入をゲット
国産ディーラーの営業から保険代理店に転職を成功させた人の体験談です。
国産ディーラーの営業8年で転職しました。
転職先は企業の保険代理店です。
個人に保険を直接売ることはない仕事です。
法人に保険を提案していて固定給、土日休みです。
売った分だけ給料が増える事はありませんが、毎月安定した収入となりました。
人それぞれの価値観ですが転職して良かったと思ってます。
がんばってください。
引用:Yahoo!知恵袋
営業職からエンジニアに転職し子どもとの時間が取れるようになった
営業からエンジニアに転職した人の体験談です。
① 営業職時代は、ストレスの連続だった
30代になるまで、ずっと営業として働いていました。
でも正直なところ、日々のストレスは限界寸前。
ノルマや数字のプレッシャー
顧客対応のストレス
上司との飲み会・忖度文化
社内の「空気を読む」気疲れ
自由に取れない有給
「この働き方をあと何十年続けるのか?」と考えるたびに、将来が不安で仕方ありませんでした。
② 未経験からエンジニアに転職して、生活が激変
そんな僕が、IT業界に転職したのは30代。
しかも完全未経験からの挑戦でした。
半年間はとにかく必死。でも…
半年後には在宅勤務OK
子どもと過ごす時間が圧倒的に増えた
趣味や家事の時間もちゃんと取れる
ストレスが激減してメンタルも安定
「働き方を変えるだけで、ここまで変わるんだ」と驚いています。
③ エンジニア転職で得た最大の価値は「選択肢」
エンジニアになって得たのは、スキルだけではありません。
“未来の選択肢”を手に入れたという感覚が一番大きいです。
副業に挑戦できる(本業で得たスキルを活かして収益化)
在宅勤務もOK(家事・育児とも両立しやすい)
キャリアの道が1つじゃない(転職・独立・業務委託など)
これまで感じていた「不安」が、「希望」に変わりました。
④ エンジニア転職で後悔は?→ まったくなし。
もちろん、最初は大変でした。
プログラミングは独学+実務で苦労
専門用語が飛び交って理解できない
常に学び続ける必要がある
でも、それでも――
営業時代のストレスに比べたら100倍マシでした。
今は毎日、働くことが少し楽しくなっています。
営業を辞めたい人におすすめの転職エージェント
本記事を読んで、やはり自分は営業を辞めたいと感じた人におすすめの転職エージェントを3つ紹介します。転職エージェントは、エージェントごとにサポート内容や強い業界が異なるので、自分にピッタリの転職エージェントを見つけてください。
ミラキャリ|安定した事務職の求人が豊富

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リクルートエージェント|求人数が豊富で自分に合った仕事が見つかる

出典:リクルートエージェント
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数多くの転職支援実績で培ったノウハウや親身になってくれるアドバイザーが、内定まで伴走してくれます。
ビズリーチ|スカウトが届きハイクラス転職を狙える

出典:ビズリーチ
ビズリーチはスカウト型の転職エージェントで、ハイクラス求人も豊富なエージェントです。他の転職エージェント同様に求人紹介もありますが、企業から直接スカウトが届くのが特徴です。
自分で考える希望条件をもとに選んだ求人では、見つけられない優良求人はたくさんあります。スカウト制度によって、思いがけず自分にピッタリの求人が見つかるかもしれません。一般的なオファーはなかなか希望者が来ない企業が多いですが、ビズリーチは人気の企業からのスカウトもあります。
営業を辞めたいのは甘えじゃない!自分に合った仕事に就いて楽しく働こう
営業を辞めたいのは、甘えではありません。営業を辞めたいと思う理由は人それぞれで、初めから向いていないと感じる人や営業が好きだけどライフステージの変化に合わない人もいるでしょう。
どのような理由であっても、やりがいを持って仕事を続けられないのであれば、転職するのも賢い選択の1つです。働く時間が長いからこそ、自分に合った仕事で楽しく働きたいですよね。
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